物語
国王と、4人の魔女が治める国「オズ」。
朽ちたビル、蔦の絡まった電車。
現代日本に住む者にとっては見慣れた、しかしこの国では異質と呼ばれる建造物。
この国ではそれらが【廃墟】と呼ばれ、世界各地に点在しているらしい。
さらに廃墟の奥には、異形の化け物さえ闊歩しているとか。
ある日竜巻に巻き込まれた女子高校生・ユヒルは、気がつくと異世界にいた。
「オズ」と呼ばれるその国で、【黒目黒髪】という理由だけで「悪魔憑き」と呼ばれたユヒルは、理不尽にも死刑を言い渡されてしまう。
免れるために出された条件は、化け物がうろつくという危険な【廃墟】へ調査へ赴くこと。
旅を共にするのは、同じく死刑囚となった、かつて人を手に掛けた「殺人鬼」たち。
その中にユヒルと同じく【黒目黒髪】で「悪魔憑き」と人々から怯えれてきた青年がいた。
彼の名は、カイゼ・オズマ――この「オズ」の国の王子にして、国王である実の父を殺害したのだという。
それぞれの思惑を抱えた【廃墟】探索。
5人の死刑囚と、案内人である1人の魔女の、終わりへ向かう旅が始まる。